Nagahama Seminar's blog

長崎県立大学の長濱ゼミのブログです。各年度のHPは、右側のリンクに整理されています。ゼミ活動に関心のある方は、ご参照ください。

6月13日のゼミ活動

1.総合演習

フェアトレードの普及状況について報告・討議し

日本の認知度が低いのはなぜか、北欧で高いのはなぜか

意見を交換しました。

その後、後期実施予定のCOC試行のための予備勉強を始めました。

今回は対馬を訪問したいと考えており、

まずは対馬の地図などを参考に、イメージを膨らませることにしました。

今後は、対馬の歴史班と漂着ごみ問題班の二つのグループ勉強を行い

何らかの「問い」を設定してみようと思います。

 

2.専門演習

(1)4時間目

MelosiのPrecious Commodityの序文を読み終えました。

水資源の管理をキーワードに書かれた本であること、

Melosiこれまでの研究にどう位置づけられているかなど、

本文を講読する準備として序文を読みました。

次回からは、3章の講読に入ります。

(2)5時間目

第一次世界大戦再考も、終盤です。

ジョルの『第一次世界大戦の起源』の講読が終わりました。

大戦前夜の「社会の雰囲気」というものについて意見を交わしました。

また、政策担当者が、大戦前の歴史的経過の中で徐々に政策の選択肢の幅が

狭められていったことが明らかになりました。

その際、各国のナショナリズムが、19世紀型とは異なってくる様子も

読み取れたものと思います。

「経路依存」の歴史的実例をゼミ生みんなで確認できました。

 

ゼミ終了後は、3-4年生の有志に誘われて、晩御飯を一緒しました。

学年の垣根を越えた交流が、さらに深まることを期待しています。