5月8日専門演習
4時間目
『20世紀環境史』の7,8章の「生物圏」について
報告・討議を行いました。
7章は、ワクチンや抗生物質といった微生物が社会に与えた影響や
緑の革命に代表される殺虫剤の大量利用の問題などを扱いました。
開発経済などでの学びと関連付けて、意見が出されました。
8章は、農林水産の問題です。
資源総量が見えにくい水産資源の保全の在り方について
ゼミ生から意見が出されました。
環境問題が、単に自然を守る問題ではなく、
貧困などの社会問題と深く結びついていることについて
様々な感想が出され、講義科目での学びと結び付けようとする
様子がうかがえました。
5時間目
木村靖二『第一次世界大戦』の最終章の報告を行いました。
ロシア革命とアメリカの参戦の影響、戦争終結に向かうプロセスを
確認しました。
ドイツが「戦場でドイツは負けていなかった」との意識を持っていたという点に、意外さを感じた学生も多かったようです。
4章の経済を取り上げました。
大戦成金が生まれ、社会全体の経済格差が拡大したことと
高橋是清の戦前日本での役割を学びました。
アベノミクスに沸く現代日本との同異点を考えた学生が多くいました。