Nagahama Seminar's blog

長崎県立大学の長濱ゼミのブログです。各年度のHPは、右側のリンクに整理されています。ゼミ活動に関心のある方は、ご参照ください。

5月12日ゼミ活動

基礎演習

水島司『グローバルヒストリー入門』の前半部分と

福井憲彦歴史学入門』の1,2章を検討しました。

発展とはどんなことなのだろうか。

自分たちが学んだ教科書はグローバルヒストリーではなかったか。

ディスカッションのポイントとして、

以上のような点を挙げました。

どんどん意見を出せるようになるといいですね。

専門演習

4時間目は『水の征服』を検討。

途上国での水資源の整備などについて議論しました。

19世紀フランスの水事情が、現代の問題を考える際の

一つの尺度として、どの程度可能か、少しずつ考えていきましょう。

5時間目はミニテーマ・第一次世界大戦

英語の文献を少しずつ読みすすめました。

なかなか苦労しているようですが、英語の量が今後増えていますから

がんばりましょう。

 

 

ここ2回ほどのゼミ

新年度も1ヶ月が過ぎました。

ここ最近のゼミの様子です。

2年生(基礎演習)については、名称通り、

基礎的な学習と位置づけて、文献の読み取り、その要約、ディスカッションを

中心に取り組んでいます。

今週からは、個々人の関心にあわせて、文献にバリエーションを

持たせる予定です。

 

専門演習(3、4年生)については、

4時間目を引き続き、水の学習にあて

21日は『地球白書シリーズ』の水に関する部分を検討し

28日はジャン=ピエール・グベール『水の征服』を講読しました。

少しずつ19世紀の各国の水問題に引き込んでいきたいと思っています。

5時間目はミニテーマ学習。

21,28日と第一次世界大戦を続けています。

21日は邦語文献。28日は『The Economics of World War I』を輪読。

久しぶりの英語で苦闘していたみたいですが、

大事なことは、内容を理解して、それに対して意見をまとめること。

英語の学習ではないので、文献を楽しむことを重視してほしいと思っています。

 

色々な活動を並行させていますので、またこの場で報告したいと思います。

ゼミ2回目

基礎演習

基礎演習では、文献の基本的な講読を身に着けてもらうため

『岩波講座 世界歴史18』の福井先生の「ヨーロッパの世紀」を

音読し、それに解説を加えるという形式をとりました。

世界史や西洋史の基礎知識がない人には、少し辛かったようですが

どのように本を読めばよいのか、考えていきましょう。

また自分の意見を適切に表現する能力も培っていきましょう。

専門演習

(1)4時間目

水の歴史を学ぶことがメインテーマです。

この日は、20世紀の水の歴史を概観するため

マクニール『20世紀環境史』名古屋大学出版、2011年の

5章と6章を検討しました。

2名に本の概要をレジュメにて報告してもらい、

その後、他の資料元の情報を加えたディスカッションポイントを

2名のゼミ生から提示してもらいました。

この日は、国際河川の管理の方法についてのDPが提示されました。

モラル論から経済的な枠組み論まで、色々な意見が出されました。

(2)5時間目

この時間帯はミニテーマを設定して、議論することになっています。

最初はゼミ生の希望であった「第一次世界大戦」について。

池田ら編著『第一次世界大戦と帝国遺産』の序文を講読しました。

前向きに皆さんが取り組んでくれて嬉しく思っています。

 

 

2017年度ゼミスタート!

4月7日から新年度のゼミが開始されました。

 

今年から2年生のゼミは「基礎演習」と呼ぶことになります。

12名の学生が所属することになりました。

教職を履修している学生さんが多く、歴史好きな様子です。

また中村勝己『世界経済史』(講談社学術文庫、1994年)を読んだという

学生さんもいて、彼らの期待に背かないようにという思いになりました。

 

専門演習には三年生14名を迎えました。

男性12名、女性2名と男優勢ですが、賑やかにやりたいものです。

自己紹介も、2年生とは違って、皆さん工夫していて、

1年の学年の差を感じました。

自己紹介やガイダンスの後は、例年恒例のモノポリー大会です。

結果として、経験者である4年生が3年生を破産に追い込んでしまうのですが

最初のゼミだけは、このような遊びの時間を設けています。

 

ゼミは家族みたいなものだというのが持論です。

いつも仲良くとはいかないでしょうが、みんなで成長していきましょう。

長濱ゼミ4期生卒業

3月22日は本学の卒業式が

長崎ブリックホールで開催されました。

この学年は、4年生のゼミ生が多く、

また大学院生も1人いたので、卒業式も賑やかでした。

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「ゼミは家族」をモットーにしています。

卒業してもつながりを大事にしたいものですね。

 

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このゼミでは、卒業式の日は長崎で卒コンが恒例になっています。

学生最後の飲み会ですね。

卒業生の林君や指方くんも駆けつけてくれました。

こういうつながりが続いていることは幸せなことです。

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今後の皆さんの活躍を心から祈っています。

悩んだときは、いつでも研究室を訪ねてください。

卒業生からは記念のプレゼントを頂戴しました。ありがとう。

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2016年度合同報告会

しばらく更新をさぼってしまいました。

今年初めての日記ということに驚きとともに、反省。

4月1日となり、2017年度がスタートです。

新しい学年を迎える前に、昨年度の活動について。

 

12月23日(祝)は、学内合同ゼミ報告会を実施しました。

それぞれのゼミの研究内容を報告し、

自分たちで点数をつけるというもので、今回で5回目になります。

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私たちは、ゴミの経済史というテーマで報告を行いました。

最後は集合写真を一枚。

最初の頃と比べて、ずいぶん、報告内容もレベルアップしてきました。

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1期生ホームカミングデー

12月17日にゼミの1期生が佐世保に集まりました。

研究室でしばらく歓談した後、懇親会を行いました。

学生時代と変わらない賑やかな集まりになりました。

ただ、結婚や転職、人生の様々な決断を経て

皆さん、やっぱり大人になられました。

 

最近、各大学では、ホームカミングデーという名称で

卒業生が大学に来てくれるような仕組みを整えています。

それは学生の確保という戦略の一環なのかもしれませんが

社会の荒波に少し疲れたり、自分の進むべき道に迷ったり

そんなときに、青春時代をすごした大学に戻ることは

心をリフレッシュするためにも良いのかもしれません。

皆さんの帰れる場所を守る役割が教員にはあるのでしょうね。

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